日本人なら、「桜」でしょう

桜の花言葉は「心の美」「精神の美しさ」です。
楊震の四知(ようしんのしち)として有名な話をご紹介させてください。

楊震の四知

官僚に楊震(ようしん)という人がいました。彼は贈り物を一切受け取らない官僚でした。
そのために家族は粗末な生活、食事、車にも乗れないほど貧しかったといいます。
哀れに思った友人が「財産を作るように、心がけるべきではないか」と勧めます。
楊震は、「私は子孫に財を残そうとは思わない。清廉潔白な人の子孫だと言われれば、それで満足だ。これが最大の遺産だ」と答えたといいます。

楊震は人事異動になり、任地に向う途中に宿泊しました。
夜中になって、その土地の県知事である王密(おうみつ)が、お金を持って会いにきました。
以前、彼は楊震の推挙で役人になれました。恩を感じた王密は楊震に推挙のお礼とばかり、なにがしかの金子を差し出しました。
驚いた楊震が言いました。
「貴殿は私の事をよくご存じなのに、そのようなことをされるのか?」
王密はマアマアと返し「決してワイロではありません。昔、お世話になった恩返しです。どうぞお受け取りください・・」 楊震が受け取るはずはありません。
王密は「今は夜更けです。このことは誰も知りません。どうか受け取ってください」
楊震は「このことは天が知っている。地が知っている。君が知っている。私が知っている。それでも誰も知らないと言うつもりか」
王密は、大変に深く恥じ入り、退散したといいます。

「天知る 地知る 子(あなた)知る 我知る」
私たち「SSCパートナーズ」は、「桜」に恥じない生き方をしていきます。